山本謙三のKYな話
山本謙三が書き綴った四方山話です。
Windows 3.1の悲劇
2022.03.01四半世紀近くも前の話である。
今では信じられないことだが、休日も、手空きの時間に自宅で仕事をすることがあった。
当時の仕事の一つは、講演原稿や挨拶原稿の初稿を起案することだった。
原稿の作成ツールが、文書専用のワープロ(ワードプロセッサー)から、Windows 3.1搭載のパソコンに切り替わった頃の話だ。インターネットや電話回線を通じた外部接続などはなく、情報流出の懸念もなかった。
君は茄子の初夢を見たか?
2022.02.01毎年、正月が来ると不思議に思い、明けると忘れてしまうことが多い。
伝統行事への知識不足がなせるわざなのだろう。。。
例えば、初夢の「一富士二鷹三茄子」だ。
私はこれまで、「いやぁ、とうとう富士山の初夢を見ちゃいましてね」という人に、出会ったことがない。「宝船の絵を枕もとに忍ばせておいたら、ついに鷹を、、、」という人にも、だ。
そもそも夢は、そんなに都合よく見られるものなのか。
子ども、生まれるの記(2)
2022.01.04前回の続きである(2021.11.16.「子ども生まれるの記(1)参照)。
30年以上前の話だ。
第一子
第一子の出産予定日の10日ほど前。
東京に台風がやってきた。
「台風が来ると、子どもが生まれやすい」という説は、少なくともわが家では本当だった。
子ども、生まれるの記(1)
2021.11.1630年以上前の話である。
初産に当たり、妻が産院を決めてきた。当時の自宅から、車で20分ほどの大きな病院だ。
妻「ものは相談なんだけどね」
私「うん」
妻「この病院、立ち会い出産ができるらしいのよ」
私「ん?立ち会い?誰が?」
Trick or treat? ハロウィンがやって来る
2021.10.1625年ほど前。
わが家の子どもたちのNY生活は、現地校での9月新学期から始まった。
子どもも親も、慣れるので精いっぱいだ。
ようやく落ち着き始めた10月半ばのこと。
その情報は、同級生の母親からもたらされた。
「10月末のハロウィンは、学校で仮装して、生徒が街中を練り歩くのよ」。
エッ、仮装?
街中を練り歩く??
多くの家庭は近くのスーパーや玩具店で安物を買い、子どもたちを変装させるという。
生徒も先生も、毎年、早くから準備しているようだ。
ニューヨークの小動物たち
2021.09.16ニューヨーク近郊には、多くの小動物が生息している。
ニューヨークと聞けば、すぐに思い浮かぶのはマンハッタンの摩天楼だろう。
しかし、電車で30分も行けば、森や丘、海に恵まれた自然がある。
マンハッタンの北東、ウエストチェスター郡もその一つだった。
木枝をリスが駆けめぐり、庭には野兎が挨拶にやってきた。
先輩からはじめに注意されたのは「高速道路ではスカンクに気を付けよ」だった。
地下鉄の、で、出口が。。。
2021.08.16子、曰く(いわく)
十有五にして学に志ざす。
30にして立つ。
40にして惑わず。
50にして天命を知る。
60にして耳順う(したがう)。
70にして心の欲するところに従えども、矩を踰えず(のりをこえず)。
続・論語
孔子の教えである。
孔子は、紀元前552年に生まれ、紀元前479年に74歳で没したとされる。
当時としては、かなりの長命だろう。
「70にして矩を踰えず」と悟ることができたのも、長生きのおかげである。
行間に広がる深い闇
2021.07.16世の中は貼り紙だらけだ。それだけ、思いも寄らぬ行為があとを絶たないということなのだろう。
駅構内の貼り紙
以前、JRの駅の構内で「トイレ内での 長時間滞在及び飲食は お断わりします」という貼り紙を見つけた。
「滞在」の2文字がやけに頭に残った。貼り紙を作る際には、どんなやりとりがあったのだろうか。
パソコンと私
2021.06.15ベストセラー「スマホ脳」にしたがえば、私はどうも「スマホ脳」に支配されているようだ。
集中力の低下が著しい。
スマホ脳
私「そうだ、今日は失業率の公表日だったな。確認しておこう」
[パソコンでインターネットを立ち上げ、Googleの検索ページを開く]