子ども、生まれるの記(2)
2022.01.04前回の続きである(2021.11.16.「子ども生まれるの記(1)参照)。
30年以上前の話だ。
第一子
第一子の出産予定日の10日ほど前。
東京に台風がやってきた。
「台風が来ると、子どもが生まれやすい」という説は、少なくともわが家では本当だった。
山本謙三が書き綴った四方山話です。
前回の続きである(2021.11.16.「子ども生まれるの記(1)参照)。
30年以上前の話だ。
第一子の出産予定日の10日ほど前。
東京に台風がやってきた。
「台風が来ると、子どもが生まれやすい」という説は、少なくともわが家では本当だった。
30年以上前の話である。
初産に当たり、妻が産院を決めてきた。当時の自宅から、車で20分ほどの大きな病院だ。
妻「ものは相談なんだけどね」
私「うん」
妻「この病院、立ち会い出産ができるらしいのよ」
私「ん?立ち会い?誰が?」
25年ほど前。
わが家の子どもたちのNY生活は、現地校での9月新学期から始まった。
子どもも親も、慣れるので精いっぱいだ。
ようやく落ち着き始めた10月半ばのこと。
その情報は、同級生の母親からもたらされた。
「10月末のハロウィンは、学校で仮装して、生徒が街中を練り歩くのよ」。
エッ、仮装?
街中を練り歩く??
多くの家庭は近くのスーパーや玩具店で安物を買い、子どもたちを変装させるという。
生徒も先生も、毎年、早くから準備しているようだ。
ニューヨーク近郊には、多くの小動物が生息している。
ニューヨークと聞けば、すぐに思い浮かぶのはマンハッタンの摩天楼だろう。
しかし、電車で30分も行けば、森や丘、海に恵まれた自然がある。
マンハッタンの北東、ウエストチェスター郡もその一つだった。
木枝をリスが駆けめぐり、庭には野兎が挨拶にやってきた。
先輩からはじめに注意されたのは「高速道路ではスカンクに気を付けよ」だった。
子、曰く(いわく)
十有五にして学に志ざす。
30にして立つ。
40にして惑わず。
50にして天命を知る。
60にして耳順う(したがう)。
70にして心の欲するところに従えども、矩を踰えず(のりをこえず)。
孔子の教えである。
孔子は、紀元前552年に生まれ、紀元前479年に74歳で没したとされる。
当時としては、かなりの長命だろう。
「70にして矩を踰えず」と悟ることができたのも、長生きのおかげである。
世の中は貼り紙だらけだ。それだけ、思いも寄らぬ行為があとを絶たないということなのだろう。
以前、JRの駅の構内で「トイレ内での 長時間滞在及び飲食は お断わりします」という貼り紙を見つけた。
「滞在」の2文字がやけに頭に残った。貼り紙を作る際には、どんなやりとりがあったのだろうか。
ベストセラー「スマホ脳」にしたがえば、私はどうも「スマホ脳」に支配されているようだ。
集中力の低下が著しい。
私「そうだ、今日は失業率の公表日だったな。確認しておこう」
[パソコンでインターネットを立ち上げ、Googleの検索ページを開く]
私は、アスリートではない。
しかし、スポーツはするのも、観るのも好きだ。
週末は、大抵テレビでスポーツを観戦している。
野球、サッカー、ゴルフ、ハンドボール、なんでもござれだ。
だが、妻は、私の視聴をゆがんでいると言う。
ゆがんでいるのは、妻の私に対する見方ではないかと思うが。。。
20年ほど前、滞在中のニューヨークで、子どもたちを現地校(公立)に通わせた。
子どもたちはもちろんのこと、親である私たちも米国の小学校は初めてだ。
わずか1校の経験なので一般化はできないが、見るもの、触れるもの、すべてが目新しかった。
ガチャガチャガチャ。。。。。
アクセサリーを鳴らしながら登校する生徒がいる。
ブレスレットが多いようだ。
コロナ禍で、在宅勤務が増えた。
新しいワークスタイルは不慣れなことばかりだ。
新鮮でもあり、不安でもある。
オンラインの会議が増えた。
が、うまく接続できないときの「焦り」は尋常でない。
画面上で青い◎がいつまでも回り続けていると、焦りがただただ募る。