山本謙三のKYな話
山本謙三が書き綴った四方山話です。
やれやれ、ウェブ会議
2020.06.21料理修行
2020.05.16ごく一般的な、昔の日本家庭に育ったために、料理を身につけることはなかった。
小さいころの記憶といえば、家庭科の授業でほうれん草のソテーをつくったぐらいだ。
おかげで、単身赴任の際には苦労することになる。
そんな話を職場の先輩にしていると、「料理なんて簡単だ」と言う。
「マグロのぶつ切りと納豆を買ってきてな、しょうゆと混ぜて、ご飯の上にのせる。ほれ、『マグロ納豆どんぶり』の出来上がり。」
ふ~む、料理人の片隅にもおけぬな。
通信の秘密
2020.04.16武蔵野にNTTの技術史料館がある。
ベル電話機に始まり、黒電話、自動車電話からモバイルまで、一連の機器が展示されている。一つ一つに自分自身の思い出が重なるのは、人間がコミュニケーションの動物だからか。
パリ=シャルル・ド・ゴール空港を2.5周する
2020.03.16バーゼルは、スイス、フランス、ドイツ3国の国境に位置する街だ。
日本から行くには、①フランクフルト経由で列車か飛行機、②パリ経由で飛行機、③チューリッヒ経由で列車——の3通りがある。
中央銀行の集まりは、国際決済銀行(BIS)の本拠地バーゼル(スイス)で行われることが多い。
20年ほど前のこと。
その日は、パリ経由、全日空(成田‐パリ) / エールフランス(パリ‐バーゼル)便を予約していた。ただ、両者は異なるエアアライアンス(航空連合)なので、パリでターミナルを移動しなければならないのが厄介だった。
合格電報 ~課題解決型ソリューション?
2020.02.15
その昔、「合格電報」という学生仲間の小ビジネスがあった。
当時の大学入試の合格発表は、キャンパスの掲示板に受験番号や氏名を貼り出すだけだった。
インターネットがなかったので、ほかに方法はなかったのだろう。
これは、遠隔地の受験生にとって厄介だった。合否を見るだけのために、上京するわけにはいかない。
そこで受験生からお代をもらい、合格発表を見て、本人に報告するというビジネスが成立していた。
大学側も事情が事情なだけに、黙認していた。
いま風にいえば、課題解決型のソリューション・ビジネスといったところか。
私が知恵を失った日
2020.01.16「親知らず」は英語で “wisdom tooth” という。訳せば「知恵歯」だから、日本語の別名と同じだ。
40年前。留学先に出向く直前、現地・英国の英語学校に短期間通った。
ある日、ホームステイ先でひどい頭痛に襲われた。
ホストファミリーに相談すると、近くに家庭医(general practitioner)があるから、行けという。
査問会議
2019.12.17それまでは、妻の誕生日にプレゼントする習慣など全くなかった。
数年前、業務継続要員として都心に単身赴任していた頃のことだ。
たまたま通りかかった本屋の店先で、なぜかブランドネームのトートバッグを見つけた。
値段3,950円。気まぐれに買ってみた。
店主が適当にラッピングしてくれ、おまけに小じゃれた手提げもつけてくれた。