金融経済イニシアティブ

山本謙三のKYな話

山本謙三が書き綴った四方山話です。

明治の人はエラかった ~暦を改める話

2025.01.06

正月風景は、子どもの頃とは大違いだ。

 

60年前のわが家では、元旦は玄関口に日の丸を掲げ、お屠蘇と雑煮とおせち料理で明けた。

 

おせち料理を終えると、待望のお年玉だ。

父親がポチ袋(当時そんな名称は聞かなかった)を一人ひとりに配る。

私は、兄がいくらもらったかを覗き込みながら、後生大事にしまい込んだものだ。

効果を大きくみせる法 ~ちょっと、ややこしい話

2024.12.02

12月は、人間ドックの受診月である。

初回が年末近くだったために、例年、この時期にドックに入る。

 

その、ひと月ほど前にはミニダイエットが始まる。

妻に「甘いものは控える、夕飯は少なめにする」と宣言する。

だが、毎年のことなので、事もなく聞き流される。

 

小市民、走る ~出版、騒動記

2024.11.01

9月中旬、「異次元緩和の罪と罰」(講談社現代新書)を上梓した。
定価1210円、電子書籍1155円(いずれも消費税込み)の新書である。

 

齢(よわい)70にして、初の出版となる。

 

感慨深い。発刊後、どれだけ売れるか、気になって仕方がない。

墓参り

2024.10.01

私はこうみえても、信仰心が薄い。
墓参りも滞りがちだ。

 

父は40年前、母は20年前に他界している。

彼岸が近づく度に、妻から「墓参りはどうするつもり?」と尋ねられるが、「まぁ、両親も忙しいだろうから、出かけていっても墓の中にいないかもしれんな」などと言って、逃げ回っている。

私「今回は趣向を変えて、これまでの『KYな話』のベスト盤にした」

妻「なに?それ?」

 

私「だから、これまでの話の中から、好評だったものをピックアップしてお届けする」

妻「そんなの、読む人いるの?」

私「そりゃ、いるさと考えられる

妻「なんか、小声のところが、健康食品のCMみたいね」

 

われ、独立す

2024.08.01

5年前、65歳になるのを控えて、個人事務所を立ち上げることにした。

 

押しも押されもせぬ一人事務所である。

半年前に友人が同様の活動を始めていたため、いろいろと教えてもらった。

 

このほかにも、たくさんの先輩、同輩、後輩から貴重なアドバイスをいただいた。

税理士の先生を紹介してもらったり、事務所の出費管理の詳細に助言をいただいたり、寄稿時の注意事項を教えてもらったりと、あげればきりがない。

 

知らないことだらけで、こうなると、もぅ、あらゆる知り合いに頼るばかりだ。

 

eとdとcを使えない私 ~パソコン苦難の道

2024.07.01

相変わらず、パソコンに苦しめられている。

 

先日は、マイクロソフト・ワードの校閲機能「変更履歴の記録」ボタンが、突然、押せなくなった。

正確にいえば、いったんはボタンを押せるのだが(グレー表示になるが)、原稿を打ち始めたとたん、元へ戻ってしまう(グレー表示が消えてしまう)。

 

由々しき事態だ。

これでは、人と原稿のやりとり(文章の修正)ができないではないか。

 

ある日の会話。

 

私 (テレビ番組を視聴後)「結局は、「子はカスガイ」って話だったな」

妻「カスガイって何よ」

私「だから、なんだ、夫婦の絆をつなぐみたいなものだな」

妻「そんなこと知ってるわよ、もともとの意味は何かって」

 

私「ん~、カンヌキみたいなもんじゃないか」

妻「頼りないねぇ、じゃぁ、どんな漢字?」

知り合いが、年配者の素人オケ(オーケストラ)に所属している。

引退後に久しぶりに楽器を触ったり、子育てを終えてから楽器を始めたりした人が、ほとんどのようだ。高校や大学時代に本格的に活動していた人たちとは、少し異なる。

 

とはいえ、日ごろの鍛錬と毎週の練習には余念がない。

40歳を過ぎるあたりまで、たまに、受験を控える夢をみた。

不安に満ち、楽しい夢ではなかった。

 

受験は、それほどプレッシャーを感じる出来事だったのだろうか。

 

蜻蛉(かげろう)日記

入試の国語(古文)に、日記ものが出題された。

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