金融経済イニシアティブ

山本謙三のKYな話

山本謙三が書き綴った四方山話です。

わが家に郵便小包が届いた。

25年ほど前のことだ。

横25センチ、縦20センチ、高さ12センチほどだっただろうか。

送り主の住所、氏名は書いてあるが、心当たりがない。

 

中身はどうも「缶」のようだ。

送り主みずからが包装した様子である。

一体、これはなんだ?

 

まさか、とは思うが、爆発物ではないだろうな。

少し前には、ドイツの大手銀行頭取が爆殺される事件もあった。

エクセルとパワポを使いこなす、、、ってか? ~「軸を反転する」って、何だ

2023.11.01

10年以上前のこと。

第1の職場を退職し、次に移るまでに1か月ほどのラグ(時間差)があった。

 

さて、何をしようか?

 

思いついたのは、自分ではほとんど触れたことのないエクセル(Exel)とパワポ(Powerpoint)を学ぶことだった。

五十ならぬ、六十の手習いである。

 

退職直前、尊敬する先輩に話をしたところ、「山本君、エクセルはプロに習うのがいいと思うけど、パワポは比較的簡単だよ。僕も娘に教えてもらったんだ」とのご託宣。

 

ふ~ん、そんなもんか。

早速、帰宅後、娘(当時大学生)に尋ねる。

なぜに豪州で時差ボケに? ~iPhoneを使いこなせない私

2023.10.02

いつのころからか、手帳代わりにスマホの「カレンダー」を使うようになった。

手元にスマホがなければ、いまや明日の予定も分からない。

 

妻は、手帳片手に「スマホは充電が切れたらおしまいよ」とうそぶく。私には「手帳は失くしたらおしまいよ」と思えるのだが、どうか。

掃除当番あるいは番犬の話 ~会計は難しい

2023.09.01

犬はペットとしてだけでなく、仕事もする。

世界各地の空港や街中で、爆発物や薬物の探知に当たる犬を見かける。

 

ドイツの中央銀行ブンデスバンクでは、敷地内を犬が巡回警備していた。いかにもドイツ人が好きそうな、大型犬だ。

そういえば、日本でも、昔、たばこ屋の軒先に犬や猫が寝そべっていた。いわゆる「看板犬」「看板猫」である。

東京の「境界未定地域」を足で確かめよう ~やっぱ「フィールドワーク」でしょ

2023.08.01

東京都には「境界未定地域」がある。

市区町村の境界が定まっていない地域だ。

 

これが、JR東京駅や有楽町駅、新橋駅の間近(まぢか)にある。

ま、マジか?(だじゃれである)

 

かつての堀川を埋めた土地だけに、面積は狭い。

 

しかし、市区町村の稼ぐ力を示す「1人当たり純付加価値額」は全国第1位だ(2023.08.01コラム「2021年経済センサス 明暗著しい「地域、産業の稼ぐ力」~ひとり勝ちの建設業、沈んだ娯楽・観光関連」参照)。

 

謎を探りに、フィールドワークへ出かけよう!

3年前まで、小学校の隣に住んでいた。

 

七夕の季節になると、毎年子どもたちの願いごとがフェンスに張り出され、歩行者が足を止めていた。以前は3年生だけだったが、生徒数が減ったせいか、最近は1、2年生の願いごとも張り出されている。

 

中には、身につまされるものもある。

 

【器用になれますように(小3)】

 

誰かから「あんた、不器用ね」って、言われたのだろうか。

器用でないのは、欠点じゃないんだけどね。

海外の一部の空港では、犬の検査が実施されている。

人による犬の検査ではない。

犬による人の検査だ。

 

数年前、米国ロサンゼルス空港で帰国便のゲートに向かおうとしていた。

 

手荷物検査のブースの手前に、長い、長い行列があった。

おそらく、200人近くはいただろう。

検知犬の順番を待つ客だ。

出発便なので、爆発物の検知に特化した犬なのだろう。

人工知能(AI)の使い道を考える ~議事要旨を作ってみよう

2023.05.08

人工知能(AI)には、素人の私である。

しかし、身近にも、何か役に立つ使い道があるはずだ。

 

議事要旨

 

私(山本)「どうかな、この部署でも、AIを使うことを考えてみては、、」

イノベーションか無用の長物か 2階建てエレベーターの話 ~タテのものとも、ヨコのものとも

2023.04.03

海外に出かけると、見たことのないモノに出くわすことがある。

 

設計者は画期的なイノベーションと考えたのだろうが、案外不便だったりする。

 

だが、真のイノベーションはトライアルの果てに生まれる。ならば、謙虚に面白がることにしたい。

金融機関には、「損切りルール」と呼ばれるルールがある。

 

有価証券の運用を担当するディーラーは、与えられた金額を自らの裁量で運用し、日々損得を計算する。

損失が一定額に達したときは、社内のルールにより強制的に運用を終了し、損失を確定させる。これが「損切りルール」だ。

 

ルールは、理性では何ともならない「人間の弱さ」をふまえたものである。

 

人は負け始めると、勝負から途中で降りるのを躊躇(ちゅうちょ)する。

「明日こそは取り返せるはず」との希望的観測が勝るようになり、ずるずると損失が膨らむ。

 

そうした弱さが経営の足を引っ張らないよう、あらかじめルールを定め、損失を一定額に抑え込む趣旨だ。

 

ルールに違反すれば懲戒処分は免れない。それほど厳しいルールにしておかないと、損切り回避の誘惑になかなか勝てないということでもある。

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